心が納得してこそ前に進める

NHK プロフェッショナル仕事の流儀で、森に生きる、山に教わる と題して、森林再生の湯浅 勲さんが取り上げられていた。

今、日本の森の三割が、倒木や土砂崩れなど深刻な被害に見舞われている。

と言います。状況は違いますが、僕の地元山梨県でも松くい虫による被害がひどく深刻な問題を抱えています。

以前、下水管の設計などを手がけていた湯浅さんは、都会での生活に疲れ35歳の時に転職し、故郷の森林組合で働き始めたそうです。

湯浅は35歳の時に転職し、故郷の森林組合で働き始めた。だが当時は財政難で荒れた森は放置され、仕事は地元のダム工事の手伝いばかりだった。さらに現場の作業員たちは低賃金の出来高払いという、劣悪な労働条件の下で働いていた。「現場作業員たちの犠牲の上に自分たちの生活があり、しかも本来の仕事である森を守り育てる事業は一切行っていない。これでは、心が納得しない」。湯浅はわき上がってくる思いを抑えきれず、改革に乗り出した。それが、奇跡と呼ばれた故郷の森の復活劇につながっていく。今も湯浅は、自らに問い続ける。この仕事に心が納得しているかどうか。そうでなければ、前には進めない。– プロフェッショナル仕事の流儀 参照

森林再生で結果を出している湯浅さんのところには、全国の森林組合からの相談が耐えない。
そんな中、気がかりな組合があった。
森林再生についての心意気はあるのだが気持ちだけが先行してしまい結果に結びつかず、組合が破産してしまったというのです。今は謝金をし組合を存続させているのだと言う。

湯浅さんは、後日その組合の現場へと向かったのです。

組合の人たちに改善点など自分の考えを話す湯浅さん。しかし、良い反応は得られなかった。
でも、あえて湯浅さんは自分の考えをそれ以上押さなかった。

話し合いはそこで終わったのですが、湯浅さんの熱い気持ちは組合の人たちに伝わったようで、翌日の組合の仕事場は、活気に満ちあふれていました。
本気で話しさえすれば、進む気持ちを持っている人なら、その場では納得いかなくても、自分なりに考え理解していくんだなぁって思いました。

心が納得してこそ前に進める

普段自分の考えを押し付けてはいないかと自問自答し、反省しました。

自分で考える、理解する、そして納得する。

人それぞれペース配分が違うんですよね。
忘れがちになってしまいそうなので、記事にしました。

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