草枕 – とかくに人の世は住みにくい

夏目漱石先生の “草枕” は、非人情的である言葉で綴られています。
私は行程しなくない内容なんですが、所々で俳句の五・七・五のリズムで言葉が響いてくるために、心にすーっと言葉が入り込んできてしまいます。
作家になる前、俳人であった夏目漱石先生らしい表現方法ですね。

その草枕の有名な文頭のお話。
まずは原文

山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
()に働けば(かど)が立つ。
(じょう)(さお)させば流される。
意地を(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。
とかくに人の世は住みにくい。

– 原文 –

次は、私が娘とよく見ている教育テレビ “にほんごであそぼ” という番組で、‘うなりやべべん’ という人が歌っている草枕の替え歌です。

山路(やまみち)を下りながら、‘べべん’ 考えた。
()を人のために役立てて。
(じょう)に感謝して「ありがとう!」
意地と度胸で乗り切れば。
ほんにこの世は素晴らしい。

– NHK にほんごであそぼ 歌 –

これからを(にな)う子どもたちには「この世は素晴らしい!素晴らしいんだ !!」って言い切ってあげたい。
私はそういう大人でありたい!

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