金子 みすヾ「みんなちがって、みんないい」

NHK 教育テレビに学ぶ。

娘のおかげで、朝はニュースを見なくなり、NHK 教育テレビを見るようになりました。
何となく、見ていたら 金子みすゞ さんの、詩が歌になって流れてきたんです。
親となり改めて聞いても、良い詩です。
家族全員で共有し、頭の片隅に常に置いておくように心がけたいと思いました。

私と小鳥と鈴と

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面 (じべた) を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

金子 みすヾ

金子 みすゞ

金子 みすゞ (かねこ みすず) は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。
大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされる。
1923年9月に『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に詩が掲載され、西條八十からは若き童謡詩人の中の巨星と賞賛された。– Wikipedia 参照

最近では、AC 公共広告機構の CM で UA が読んでいた「こだまでしょうか (詩を表示)」の詩が有名ですね。

こだまでしょうか

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

金子 みすヾ

みんなちがって、みんないい。

そう!みんなちがって、みんないいんですよ!

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