Wikipedia で「進化」が進化していくグラフ
DISCOVER Magazine で2006年にかかれた Map Evolution Evolving という記事を、GIGAZINE が翻訳して紹介していました。『Wikipedia で「進化」が進化していくグラフ』というとても興味深い内容なんです。
だれでもが編集できるインターネット百科事典 Wikipedia の「Evolution(進化)」の項目は、ダーウィンの進化論を支持する人と「大いなる知性が生命を創造した」というインテリジェント・デザイン論を掲げる人の間で、編集合戦になっていたというのです。
調査結果を見てみると、2001年12月から2005年の10月の間になんと、2,081回68人のエディタによって編集・変更されたというのです。
余談ですが、今年はダーウィン生誕200年で「種の起源」出版150年の節目の年だそうです。
GIGAZINE 訳
これは英語版 Wikipedia「Evolution」の項目を何人が編集したのかを表す棒グラフです。横軸が時間、縦軸が人数を表します。1色ごとに1人を表し、編集者が多いほど棒グラフが下に伸びていきます。
図中の番号と解説の番号は一致しています
- 2001年12月3日
最初のバージョンは526語で「Dmerrill」と名乗るユーザーによって書かれました。創造論やインテリジェンント・デザインといった対立する項目についてリンクはあるものの、議論の内容については触れられていませんでした。- 2002年7月13日
匿名のユーザーによって「科学者の一部にはこれを科学的理論としてとりあげる者もおり議論を呼んでいる」と変更されましたが、2時間以内に「これは一般的に受け入れられている科学的理論である」と再変更されました。- 2002年10月1日
グラフ中では黄色っぽい緑で表される”Graft”が登場します。彼は3年にわたって79回編集を行い、また他の編集者と徹底的に議論を行いました。彼はハーバード大学で生物学を専攻する大学院生で、この「進化」の項目の他に250個以上の項目を編集しています。- 2004年8月9日
グラフが所々黒くなっていますが、これは「荒らし」によって項目全体が削除されたため。品性に欠ける項目や、意味をなさないものも削除の対象になります。近年、100万以上の項目をもつに至ったウィキペディアですが、半分以上の「荒らし」は5分以内に修正されるほど注目を浴びています。- 2005年3月29日
5611語と過去最高の長さになります。この日の夜888語が削除されそこから編集合戦が始まりました。削除された文章の内容は創造論者に対する皮肉で、中立公平な視点を持つべきと言う進化論者によって削除されました。- 2005年9月19日
2005年9月26日、アメリカ・ペンシルバニア州のドーバー学区で「学校でインテリジェント・デザイン論について教えるのは憲法違反かどうか」について問う裁判が始まりました。その1週間前の19日に「Jlefler」という投稿者が「多数の非聖職者や科学者も創造論を擁護している」と書き込んだことから編集合戦が始まりました。
その世界を勉強している人たちにとっては、黙って見過ごすことはできないコトなんでしょうね。
それにしても Wikipedia で編集し合うことで、議論が成立するということに驚きました。
まぁ… 僕には難しいことはわかりませんが「楽しい」や「悲しい」などの言葉と同じように「進化」もまた、表現方法の一つにすぎないと思います。それは、誰の立場でその言葉を使うかで、全く意味が違ってしまうから。
人間にとっての「進化」は、地球にとって「退化」… と思えてなりません。
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- Title: Wikipedia で「進化」が進化していくグラフ
- Published: 2009/09/10
- Category: 思いごと

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